青森
AOMORI BLUE ~ 視点の転換による革新の青森の藍
【はじめに】 近世以来の伝統の藍に科学の革新を取り入れて、一度は途絶えた藍を復興させ、産業化を目指す青森市における活動を、地域の新たな文化資源として採り上げ、...
名勝 金平成園 ~大石武学流庭園 保存継承の可能性~
Ⅰ.はじめに 津軽地方には、江戸時代の末期頃から宗家制度により伝承された、独特の作風を有する庭園が作庭されている。「大石武学流庭園」と呼ばれ、弘前市、黒石市、平...
青森県津軽地方の「こぎん刺し」―農民女性の知恵と工夫が繋ぐもの
はじめに 藍染の麻の野良着に白い木綿糸でびっしりと刺された、緻密で複雑な幾何学模様が特徴の「こぎん刺し」は、青森県津軽地方の一部に伝わる刺し子(刺繡)の一種で...
南部菱刺し ー厳しい冬を支えた美しい技ー
はじめに 南部菱刺しは青森県の南部地方に伝わる刺子であり、庄内刺子、こぎん刺しとともに日本三大刺子のひとつである。農家の女性たちの手で生み出され、受け継がれる...
~地方のまちづくり~ 「擬洋風建築」は芸術品
1,はじめに 青森県平川市には、国指定名勝の盛美園がある。 住宅街に現存しており、地域住民には、空気のような存在であるため、街に溶け込んでいる。 また、「盛美...
-神仏の融合と調和を現代に伝える- 弔いの神楽「墓獅子」
はじめに 藩政時代の八戸南部藩領内*1では神楽が盛んで、獅子頭を「権現様(ごんげんさま)」と呼び、地域の守り神として篤く信仰してきた。しかし、明治期の神仏分離...