ホーチミン戦争証跡博物館 -平和を伝え続けるために-
はじめに
日本が戦後79年を迎える中(1)、戦争は世界に未だ暗い影を落としている。平和を希求する声が高まる中、私はホーチミンの戦争証跡博物館(以下、戦争博)を評価する。戦争博は2018年にトリップアドバイザーにより行われた「トラベラーズチョイスアワード」にて世界中の博物館の中からトップ10に選ばれ(2)、平和の尊さを伝える存在として世界的にも高い評価を得ている。本レポートでは特に評価したい点を2つ指摘する。
1.基本データと歴史的背景
前提情報を以下に記載する。
1-1.ベトナムの戦争に関する歴史
ベトナムの植民地支配の歴史は1858年フランスによる侵攻を受けたことから始まる。1945年にはベトナム民主共和国が成立し独立を宣言するものの、1946年に再びフランスが進軍、インドシナ戦争が勃発する。この間に成立した中華人民共和国とソ連によりベトナム民主共和国は支援を受け、一方でフランスは阮朝最後の皇帝バオ・ダイを擁立しベトナム国を樹立、北のベトナム民主共和国と南のベトナム国での戦争となった。1954年のジュネーブ協定によりインドシナ戦争は終結、暫定的に軍事境界線が敷かれ総選挙による国の統一を目指したが、1955年には南側にベトナム共和国が樹立され、アメリカ等の西側諸国と関係を深めていく。冷戦による対立が深まる中、1965年にはベトナム戦争が勃発(3)、クラスター爆弾やナパーム弾、枯葉剤等の兵器が用いられ多くの犠牲者を出した。1973年にはパリ和平協定が結ばれアメリカがベトナムから撤退したものの戦争は続き、1975年に北側が勝利し終戦、1976年に現在のベトナム社会主義共和国が誕生した。
1‐2.戦争博の歴史と基礎情報
戦争博は1975年に「アメリカ・傀儡政府犯罪展示館」の名称で設立され、1990年に「侵略戦争犯罪展示館」、1995年に現在の「戦争証跡博物館」と改称、2002年から2010年に建物のリニューアルを行い現在に至る。上記1-1の歴史に関する展示を行っている。
所在地:28 Vo Van Tan, P. Vo Thi Sau, Quan 3, Tp. Ho Chi Minh
入場料:4万ドン(4)
運営元:ホーチミン市(5)文化スポーツ庁
所属団体:平和のための博物館国際ネットワーク(INMP)、国際博物館会議(ICOM)
2.評価したいポイントと広島平和記念資料館(以下、資料館)との比較
続いて戦争博と、同様に戦争の悲惨さを伝え平和を訴える機関である資料館(6)(7)とを比較し、差異及び戦争博について評価する点を述べる。
2-1.展示手法と展示品のラインナップについて
以前の自身のレポートで2つの博物館の差異として、空間と光の使い方の差、およびそれによる没入感の差を指摘した。資料館の方が光や空間の使い方、展示画像等にメリハリがあり工夫されていた。そのため戦争博は平和を伝える機関として空間や光の使い方の面で工夫の余地があると考えた(8)が、より思索を深めた結果、戦争博の展示について評価すべき点が新たに見えてきた。
戦争博が世界的に評価されるのは戦争の全てをそのまま写し出すような、ショッキングとも言える率直な展示にあるだろう。資料館も勿論事実を写し出したものだが、光や文字などの演出を除いた展示物単体で比べると、戦争博の展示の一部は現在の日本の地上波では放送できないと感じさせるほどインパクトの強いものだ。概して戦争博は展示物そのものの印象がかなり強く、資料館は展示物だけでなく空間や光、文字などの演出により人々の心により強い印象を残そうとしていると言える。
展示内容の差異要因の一つはベトナム戦争の時代背景にあるだろう。ベトナム戦争は太平洋戦争と比べ記録や報道の技術が進歩しており(9)メディアが最前線まで入った最初の戦争と言われる(10)。その為戦争による悲劇の生々しさが伝わる写真や物品がより多く残されていると考えられる。また、戦争博の展示の一部が現在の日本の地上波では放送できないと感じられる事から、日本とベトナムの間で展示物に対する意識も異なっていると考えられる。
もし戦争博が資料館と同様に光や空間による演出を追加したとすると、見た人々に与える印象をより強くできるだろうが、既に展示物自体が強烈な印象を残すものであるため、そうした演出は過度にショッキングなものとなりかねない。そうすると受け手を限定してしまい、戦争博の使命(6)を十分に果たすことができないだろう。また、もし演出を優先するのであれば、一部の展示物の展示を中止せざるを得ない可能性が高い。
以上のことから戦争博の価値は、展示に演出を多く施さないことでショッキングな印象を与えかねない展示も包み隠さず見せることができる点にあるといえる。資料館のように演出も利用し人の心に深く届ける展示と、戦争博の生々しさをそのまま見せる率直な展示、どちらが正しいと言えるものではないが、率直な展示だからこそ、多くの人々に戦争の惨状を示す貴重な資料や物を展示し続けられているのではないだろうか。
2-2.運営の方向性の差異について
運営方針にも興味深い差が見られた。
資料館は広島平和文化センターが運営しているが、当団体は当初広島市の一局として発足し、平成23年に現在の公益財団法人として運営を始めている(11)。一方で戦争博は前述の通りホーチミン市文化スポーツ庁の管轄下であり、双方共に官公庁またはそれに準ずる機関により運営されている。
他方、運営の方向性には差異があり、戦争博は単体で独立して採算を取るという運営方針が明確に示されていた。資料館に限らず、平和を訴える為の場の運営で採算の担保を明確に目指し外部にも発信する例は、日本国内ではほぼないだろう。だが戦争博は国が明確に採算性を求める方針を打ち出しており、実際に戦争博は国家予算に頼らず独自の収入源により運営を行うことに成功している(12)。双方の機関の一番の使命は戦争の悲惨さを後世に伝え、平和を訴える事にある(6)(7)が、その使命を果たし続ける際、当然その持続可能性が重要となる。ベトナムは現在も経済成長を続けているとはいえ、2022年時点での一人当たりGDPは4,163.5ドル、日本の33,823.6ドルと比べるとまだ経済格差は大きく(13)安定性にも欠くだろう。この中で公的予算に頼らず独立して収入を確保できている戦争博は、持続可能性の観点から大いに評価されるべきではないだろうか。
3.今後の展望
先述の通り戦争博は市の管轄下でありながら資金的には独立し、今後も安定して運営を続けていけるだろう。ただこれは現状の設備での運営を続ける場合の話であり、施設の老朽化等により大規模な改修等が必要になった際、現状の資金源のみで対応できるとは考え難い(14)。今後施設の大規模な更新が必要になった場合は、公的費用やクラウドファンディングなど、他の資金調達方法を検討する必要がある可能性が高い。
入場者層について、入場者のベトナム国民のうち約8割を若年層が占めるため、展示などは主に若年層を意識したものとなっている(15)。国連によれば、2021年時点のベトナムの年齢中央値は32.0歳で日本の48.4歳と比べても若いため(16)現状の方向性は有効と思われるが、昨今ベトナムでも急激に少子高齢化が進んでおり(17)、今後は若年層以外の層や海外からのインバウンドに関しても強化していくべきだろう。ただし戦争博は既に海外向けの取り組みも行っており(18)、こうした取り組みを維持・強化できれば今後も安定した運営ができるだろう。総じて戦争博の今後の展望は明るいと言える。
4.まとめ
ベトナム戦争終結から50年近くの年月が経った(19)。現在のベトナムは急激な経済発展の最中にあり、筆者の住むホーチミンの街中では車とバイクがあふれ渋滞を作り、商業施設は多くの人々で賑わっている。戦争遺構の残るクチでは、かつてアメリカ兵から身を隠すのに使われたトンネルから、人々が顔を出し笑顔で記念写真を撮影している(20)。しかし平和な光景が日常になる中でも、枯葉剤等の戦争の被害に苦しむ人々が未だに存在する(21)。戦争が終わっても、その苦しみは長く残り続けるのだ。だからこそ、その悲劇の記憶を薄れさせてはならない。戦争博や資料館をはじめとして、世界中に存在する戦争関連の展示館が同様の使命をもって運営されている。今の時代だからこそ、平和の重要性を伝える彼らの存在はより重要となる。戦争博は今後もその一翼を担い続けるだろう。
- 戦争博の外観。(2024年1月13日、筆者撮影)
- 戦争博の内部。吹き抜けの上は屋根から外光が取り込まれ明るい。(2024年1月13日、筆者撮影)
- 戦争博の内部。吹き抜けは1階から3階までを貫いている。(2024年1月13日、筆者撮影
- 戦争博の内部。中央の吹き抜けを囲むように展示室がある。(2024年1月13日、筆者撮影)
- 展示室。比較的明るい印象で部屋の構造も分かりやすい。(2024年1月13日、筆者撮影)
- 展示室と廊下の間はガラスの壁とガラスの扉で仕切られている。(2024年1月13日、筆者撮影)
- 屋外展示。国籍問わず、笑顔で記念写真を撮る人々の姿が見られた。(2024年1月13日、筆者撮影)
- 屋外展示。こちらにも記念写真を撮る人の姿が。(2024年1月13日、筆者撮影)
参考文献
註
※本文と註のベトナム語表記については、表示のシステムの都合上、発音記号を除いてアルファベットのみで表記している。
※本文と註のGoogle翻訳の正確性及びベトナム語の出典の内容は、ベトナム人でベトナム語・日本語双方の話者であるPham Duc Tai氏及びNguyen Thi Lai氏にご協力いただき、内容の正確性を確認済みである。
(1)2024年現在時点。
(2)Tripadviser「TripAdvisor Announces Travelers' Choice Award-Winning Museums Around The World」、2018年(URL:https://ir.tripadvisor.com/news-releases/news-release-details/tripadvisor-announces-travelers-choice-award-winning-museums(2024年1月14日閲覧))
(3)ベトナム戦争の開戦年については諸説あるが、本レポートではアメリカによる北爆が開始された1965年を開戦年とした。
(4)2024年1月時点のレートで計算すると、日本円で約240円。
(5)ホーチミン市は中央政府直轄市であり、この場合の市は日本で言えば都道府県と同様の行政区分となる。(参考:VIETJO(現地日系ニュースサイト)「ベトナムの省・直轄市一覧」https://www.viet-jo.com/m/home/province_list.php?(2024年1月14日閲覧))
(6)戦争博の公式ガイドブック(DO VAN BIEN編『戦争証跡博物館』ベトナム国立大学・ホチミン市印刷所(原文ママ)、2019年)によれば、「博物館はベトナムの人々の平和の願いとベトナム侵略戦争の事跡についての研究、収集、確認、保管、展示及び教育する機能を有しております。」としている。また同書では展示について「人間の良心に対する反省を促し、積極的に平和を築き、維持するよう人類に想起させ、悲惨で無意味な戦争が世界のどこでも起きないように願ってのものです。」ともしている。
(7)資料館公式ウェブサイト(広島平和記念資料館 https://hpmmuseum.jp/(2024年1月14日閲覧))では、「広島平和記念資料館は、被爆資料や遺品、証言などを通じて、世界の人々に核兵器の恐怖や非人道性を伝え、ノーモア・ヒロシマと訴えます。」としている。
(8)自身の芸術教養演習2レポート課題(田邉華「【情報編集】ホーチミン市戦争証跡博物館における情報の編集~広島平和記念資料館との比較~」、2023年)によれば、戦争博と資料館の間には下記のような差が見られた。
「 空間と光の使い方にも興味深い差が見られた。戦争博の建物はシンプルな構造だった。…(中略)…2、3階は中央の吹き抜けの周りにガラス張りの展示室があり、展示室に入る前から中がある程度確認でき開放的な印象だ。1階や室外の展示も構造は単純で、自分が今建物のどの部分にいるのか分かりやすく感じた。またパネルのサイズも大小の差はあるものの、おおむね同じくらいのサイズのパネルが壁沿いに淡々と並んでいる印象だった。
一方の資料館は、建物内で開放感や明るさの差にメリハリがつけられている印象だ。受付やグッズショップは明るく開放感があり広々した印象だが、原爆の被害についての展示(本館)エリアは、窓が一切なく照明も暗めで一気に別世界へ来たような、没入感のある演出がされていた。部屋の構造は迷路のように複雑で、自分が今どこにいるのか検討がつかず、より没入感を高めているようだった。パネルも天井から床までのサイズのものもあり強いインパクトで、戦争博と比べよりメリハリがあった。一方「核兵器の危険性」と「広島のあゆみ」がまとめられた東館の展示では、比較的開放感や明るさのある大きな空間の壁沿いに出来事が時系列で整然と並べられており、事実の把握がしやすい形となっていた。
空間の使い方や明るさによって没入感をコントロールすることで、より効果的にメッセージを伝えることができると考えられる。」
(9)戦争博には戦争当時のカラー写真も多数展示されており、枯葉剤に関する展示では戦争当時のカラー映像も流されていた。
(10)NHK高校講座「文字と画像で見る 第16回 ベトナム戦争と世界秩序の変容」https://www.nhk.or.jp/kokokoza/rekishisougou/contents/resume/resume_0000000545.html(2024年1月14日閲覧)
(11)公益財団法人広島平和文化センター 公式ウェブサイト
https://www.pcf.city.hiroshima.jp/hpcf/about/index.html#:~:text=%E5%85%AC%E7%9B%8A%E8%B2%A1%E5%9B%A3%E6%B3%95%E4%BA%BA%20%E5%BA%83%E5%B3%B6%E5%B9%B3%E5%92%8C%E6%96%87%E5%8C%96%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC(2024年1月14日閲覧)
(12)ニュース記事(Sai Gon Giai Phong ONLINE「Bao tang “song” bang tu chu tai chinh」
https://www.sggp.org.vn/bao-tang-song-bang-tu-chu-tai-chinh-post442344.html(2024年1月14日閲覧))をGoogle翻訳したものによれば、「戦争証跡博物館は、ホーチミン市および国内で 2014 年以来完全な財政自治の導入を先導している唯一の博物館です。」ある。また同記事内ではそれが国の方針により行われた事と、それにあたり行われた現場での取り組みについて書かれている。
さらに、政府により運営される電子新聞における戦争博についての記事(CONG THONG TIN DIEN TU CHINH PHU Trang Thanh pho Ho Chi Minh「Bao tang Chung tich chien tranh: Diem thu hut du khach hang dau TPHCM」https://tphcm.chinhphu.vn/bao-tang-chung-tich-chien-tranh-diem-thu-hut-du-khach-hang-dau-tphcm-10116094.htm(2024年1月14日閲覧))をGoogle翻訳したものにおいても、4段落目に「国家予算ではなく博物館独自の資金と収入源を使用して合理的な芸術的解決策が示されています。」と明記されている。
(13)THE WORLD BANK「DATA」
https://data.worldbank.org/indicator/NY.GDP.PCAP.CD?locations=VN-JP(2024年1月14日閲覧)
(14)政府運営の電子新聞の記事(CONG THONG TIN DIEN TU CHINH PHU Trang Thanh pho Ho Chi Minh「Bao tang Chung tich chien tranh: Diem thu hut du khach hang dau TPHCM」
https://tphcm.chinhphu.vn/bao-tang-chung-tich-chien-tranh-diem-thu-hut-du-khach-hang-dau-tphcm-10116094.htm (2024年1月14日閲覧))をGoogle翻訳したものによれば「多くの困難と物資や手段の不足に直面しながらも、…(中略)…今も努力しています。」とされている。また別のニュースサイトの記事(Sai Gon Giai Phong ONLINE「Bao tang “song” bang tu chu tai chinh」https://www.sggp.org.vn/bao-tang-song-bang-tu-chu-tai-chinh-post442344.html (2024年1月14日閲覧))をGoogle翻訳したものにおいても「「頭脳を使って収益を生み出す」をモットーに、美術館はその機能に応じたサービスを積極的に組織し、収益の増加と専門的な活動を促進する機会の創出を行ってきました。」とあり、限られた資金と物資の中で工夫を重ね収益の増加を図っている様子が伺える。
(15)政府運営の電子新聞の記事(CONG THONG TIN DIEN TU CHINH PHU Trang Thanh pho Ho Chi Minh「Bao tang Chung tich chien tranh: Diem thu hut du khach hang dau TPHCM」
https://tphcm.chinhphu.vn/bao-tang-chung-tich-chien-tranh-diem-thu-hut-du-khach-hang-dau-tphcm-10116094.htm(2024年1月14日閲覧))をGoogle翻訳したものでは「ベトナム人訪問者の場合、博物館や地元の巡回展示会を訪れるベトナム人訪問者のほぼ 80% が若者です。多くの困難と物資や手段の不足に直面しながらも、戦争証跡博物館は、5 歳から 15 歳までの子供、15 歳から 25 歳の若者などの若者に適した政策を学び、模索し、開発することに今も努力しています。 戦争証跡博物館が対象としている教育対象のほとんどは学生、労働者、兵士であるため、教育形態は魅力的で生き生きとしたものである必要があります。」とされている。
(16)UnitedNations Department of Economic and Social Affairs Population Division 「World Population Prospects 2022」https://population.un.org/wpp/Download/Standard/MostUsed/
(2024年1月8日閲覧、ダウンロード)
(17)国際協力機構(JICA)「News FROMベトナム事務所 第 129 号(2019 年 6 月号) ベトナムの高齢化 社会保障の観点から」、2019年
https://www.jica.go.jp/Resource/vietnam/office/others/ku57pq00000g86de-att/monthly1906.pdf(2024年1月14日閲覧)
(18)政府運営の電子新聞の記事(CONG THONG TIN DIEN TU CHINH PHU Trang Thanh pho Ho Chi Minh「Bao tang Chung tich chien tranh: Diem thu hut du khach hang dau TPHCM」
https://tphcm.chinhphu.vn/bao-tang-chung-tich-chien-tranh-diem-thu-hut-du-khach-hang-dau-tphcm-10116094.htm(2024年1月14日閲覧))をGoogle翻訳したものによれば「博物館は多くの国際平和友好団体と連携して、日本、米国、デンマークで巡回展示を開催しています。」としている。また同記事では戦争博の主催で海外からの訪問者と戦争の証人との間での交流会も行っているとしている。
(19)2024年現在時点でベトナム戦争終戦から49年となる。
(20)実際にクチの遺構を訪れた際(2023年8月18日)に見られた光景である。地面に開いた避難用の穴は観光スポットの一つとなっており、ガイドの方に促され多くの人々が穴に入り記念撮影を行っていた。
(21)ニュースサイトの記事(Vietnam+「60 nam tham hoa da cam o Viet Nam: Cuoc chien tham khoc」https://www.vietnamplus.vn/60-nam-tham-hoa-da-cam-o-viet-nam-cuoc-chien-tham-khoc-post732166.vnp?_gl=1*184g5o3*_ga*OXNmeDNVcVVDMlJneUJieERYaE1fQXh2TF9jRlFaMGQxMVMycW44aUZxWXpVc3FUdEs5b3BsS05rU1BBclRHbA
(2024年1月14日閲覧))によれば、枯葉剤による被害は現在4世代目まで確認されているとのこと。2024年時点で子供を産むことを考えている若者も、子供に枯葉剤の影響が及ぶリスクを考えなくてはならない。
参考文献
・岩井美佐紀編『現代ベトナムを知るための63章【第3版】』、明石書店、2023年
・小倉貞男『物語 ヴェトナムの歴史 ー一億人国家のダイナミズム』、中央公論新社、2012年
・DO VAN BIEN編『戦争証跡博物館』(公式ガイドブック)ベトナム国立大学・ホチミン市印刷所(原文ママ)、2019年
・「GIOI THIEU BAO TANG CHUNG TICH CHIEN TRANH」(戦争証跡博物館の公式紹介ページ)
https://baotangchungtichchientranh.vn/gioi-thieu-bao-tang/6/(2024年1月14日閲覧)
・広島平和記念資料館編『広島平和記念資料館 展示ガイドブック』、公益財団法人広島平和文化センター、2019年
・広島平和記念資料館 公式ウェブサイト https://hpmmuseum.jp/(2024年1月14日閲覧)
・公益財団法人広島平和文化センター 公式ウェブサイト https://www.pcf.city.hiroshima.jp/hpcf/about/index.html#:~:text=%E5%85%AC%E7%9B%8A%E8%B2%A1%E5%9B%A3%E6%B3%95%E4%BA%BA%20%E5%BA%83%E5%B3%B6%E5%B9%B3%E5%92%8C%E6%96%87%E5%8C%96%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC(2024年1月14日閲覧)
・Tripadviser「TripAdvisor Announces Travelers' Choice Award-Winning Museums Around The World」、2018年
https://ir.tripadvisor.com/news-releases/news-release-details/tripadvisor-announces-travelers-choice-award-winning-museums (2024年1月14日閲覧)
・外務省「ベトナム社会主義共和国(Socialist Republic of Viet Nam)基礎データ」https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/vietnam/data.html(2024年1月14日閲覧)
・THE WORLD BANK「DATA」
https://data.worldbank.org/indicator/NY.GDP.PCAP.CD?locations=VN-JP(2024年1月14日閲覧)
・UnitedNations Department of Economic and Social Affairs Population Division 「World Population Prospects 2022」https://population.un.org/wpp/Download/Standard/MostUsed/
(2024年1月8日閲覧、ダウンロード)
・国際協力機構(JICA)「News FROMベトナム事務所 第 129 号(2019 年 6 月号) ベトナムの高齢化 社会保障の観点から」、2019年
https://www.jica.go.jp/Resource/vietnam/office/others/ku57pq00000g86de-att/monthly1906.pdf(2024年1月14日閲覧)
・Sai Gon Giai Phong ONLINE「Bao tang “song” bang tu chu tai chinh」(ニュース記事)
https://www.sggp.org.vn/bao-tang-song-bang-tu-chu-tai-chinh-post442344.html (2024年1月14日閲覧)
・CONG THONG TIN DIEN TU CHINH PHU Trang Thanh pho Ho Chi Minh(政府運営の電子新聞)「Bao tang Chung tich chien tranh: Diem thu hut du khach hang dau TPHCM」
https://tphcm.chinhphu.vn/bao-tang-chung-tich-chien-tranh-diem-thu-hut-du-khach-hang-dau-tphcm-10116094.htm(2024年1月14日閲覧)
・Vietnam+(ニュースサイト)「60 nam tham hoa da cam o Viet Nam: Cuoc chien tham khoc」https://www.vietnamplus.vn/60-nam-tham-hoa-da-cam-o-viet-nam-cuoc-chien-tham-khoc-post732166.vnp?_gl=1*184g5o3*_ga*OXNmeDNVcVVDMlJneUJieERYaE1fQXh2TF9jRlFaMGQxMVMycW44aUZxWXpVc3FUdEs5b3BsS05rU1BBclRHbA(2024年1月14日閲覧)
・VIETJO(現地日系ニュースサイト)「ベトナムの省・直轄市一覧」https://www.viet-jo.com/m/home/province_list.php?(2024年1月14日閲覧)
・NHK高校講座「文字と画像で見る 第16回 ベトナム戦争と世界秩序の変容」https://www.nhk.or.jp/kokokoza/rekishisougou/contents/resume/resume_0000000545.html(2024年1月14日閲覧)
・田邉華「【情報編集】ホーチミン市戦争証跡博物館における情報の編集~広島平和記念資料館との比較~」(芸術教養演習2レポート課題)、2023年