埼玉
さいたま市大宮盆栽美術館 文化資産評価報告書 ~「普及事業」を中心として~
1.はじめに 埼玉県さいたま市の北部に、通称「盆栽村」(正式地名はさいたま市北区盆栽町)といわれる地域があ...
原風景は感動を呼び起こす「景観」の要素 大宮公園、第二・第三公園の水辺を散策して
はじめに 現在の氷川神社および大宮公園が位置する地は元来、芝川の浸食によって生まれた見沼低地を望む台地の縁辺部にあたり、アカマツや萩、ススキをはじめとする原生...
角川武蔵野ミュージアム -新しい「岩」の出現-
はじめに 2020年春、埼玉県所沢市に「岩」が出現した。巨石を運んできたわけでもなく、隕石が落下したわけでもない。人知によってもたらされた岩である[写真1]。 ...
川越「菓子屋横丁」ー文化資産としての考察と今後の展望ー
1. はじめに 「菓子屋横丁」とは、埼玉県の南西部に位置する川越市の観光名所の一つである(1)。重厚な蔵造りの町並みが続く「一番街」を過ぎ、「札の辻」交差点を曲が...
「川越いも」と「武蔵野の落ち葉堆肥農法」 地域と地域食材を守り・支える活動について
1.はじめに 「川越」といえば「さつまいも」というイメージであるが、川越に住みながらも、「川越いも」に出会うことは稀である。「川越いも」は、江戸の急激な人口増...
飯能焼の研究ーその魅力と未来ー
飯能焼は、埼玉県飯能市で生産されている陶器である。地元では広く知られ、筆者も子供のころから愛用してきた。しかし、伝統産業ではなく、逆に新興産業というわけでもな...
埼玉県の民俗芸能 「下間久里の獅子舞」 ー民俗芸能としての資産評価と継承について考察ー
1.はじめに 埼玉県には伝承されてきた多くの民俗芸能[1]がある。その1つに獅子舞[2]があり、全国の中でも伝承地の多さは屈指のもので県内に約200箇所ある[図1]。 ...
江戸の面影を探して ー復活した「川越唐桟(かわごえとうざん)」をめぐる活動ー
はじめに 埼玉県南西部にある川越市[1](資料1)。「小江戸(こえど)」[2]と呼ばれる、蔵造りの町並みを目当てに多くの観光客が訪れている。古くから城下町として栄え...
台湾からやってきた道教廟 聖天宮
1.はじめに 埼玉県坂戸市にある道教廟聖天宮を取り上げる。 日本の寺社を見慣れた目には、一目見た途端にその景観の異質性が感じとれるだろう。躍動的な造形と色彩...
越谷のオビシャ−継続と多様性 −
〈はじめに〉 越谷市では年の初めに的射を行う行事「オビシャ」が多くの神社で行われ、市内全域に分布している。その中のいくつかを調べ時代や環境の変化の中、継続し多...