大阪
生根神社の「だいがく祭り」 ー未来へ繋げていくためにー
1 はじめに 〜所在地と概要〜 大阪難波から南に行った、大阪市西成区玉出という場所に生根神社がある。この辺りはマンション、住宅、商店街などがある場所だ。生根神社...
国史跡として蘇った中世山城 飯盛城跡のこれから ―まちのトポスになるためのヒントを探るー
1. はじめに 大阪の東に位置する大阪府四條畷市と大東市にまたがる飯盛山に現存する「飯盛城跡」が、2021年10月11日、両市にとって初の国史跡に指定された。 本稿では、...
東大阪文化創造館の人が集い憩うピロティ—視線で変わる居心地
1はじめに コロナ感染症により世界的規模で仕事や学びのシーンに変化があった。おそらくこの流れは発展しこそすれ戻ることはないだろう。そんななかでちょうどオープンし...
水都大阪再生プロジェクトで親水性を高めた都市の水景 〜時代によって変遷していく水辺の文化資産〜
はじめに 大阪オフィス街の中心にある中之島公園を訪れると川が近く気持ちの良い景色がいつの間にか出来上がっていた。訪れる公園の表情は変わらずに周辺の施設や道が整...
河内音頭の歩みと今後の発展
1.はじめに 私は、就職、そして結婚を機に大阪府の柏原市に生活の基盤をおいた。柏原市では、毎年10月から11月の季候の良いときに大和川の河川敷で『柏原市民総合フェ...
柏原伝統産業「注染」の現状と繁栄への可能性
注染の技法は、明治20年頃に大阪で開発された技術であり、浴衣や手ぬぐいの大量生産を可能にした。その技術を持つ工場は戦後、大阪市内から柏原と堺に分かれて移転し...
舞洲工場の文化資産を考察する
1. はじめに 大阪市舞洲工場は竣工してから20年が経過する。建設当初から物議を醸し、酷評もされてきた。それは通常の工事費よりも高かったことと、従来の建物のイメ...
枚方の人形劇活動と地域性についての考察
はじめに 大阪と京都の間に位置する大阪府枚方市(ひらかたし)は、昭和30年代以降に宅地開発が進んだベッドタウンである。筆者が住む枚方について調べはじめた半年前に...
泉州伝統野菜(1)「水なす」(2) ―新しい農家のかたち 北野農園 地域と共に―
1 はじめに 日本は江戸時代まで農業社会であった。当時の人口の76.4%は農民であり自給自足の生活をしていたが、現在の人口1億2千万人に対して農民はわずか3.2%であ...
旧吹田村の景観特性 ー旧西尾家住宅(吹田文化創造交流館)周辺地域からの考察ー
1. はじめに 旧吹田村は、大阪府吹田市の南端部に位置する。内本町、南高浜町は旧吹田村発祥の地とされ、その中心地として栄えた地である。重要文化財(1)である旧西尾...