愛知
豊臣秀吉生誕の地で行われる太閤まつり〜見るだけ・参加するだけで出世できる祭とは〜
1 はじめに 愛知県名古屋市中村区にある豊國神社で、毎年5月18日直前の土曜日と日曜日の2日間にわたり「太閤まつり」が行われる。 尾張中村の地に生まれて、農民から天...
「国府宮はだか祭」についての考察
はじめに 私が生まれ育った町である愛知県稲沢市には天下の奇祭として有名な「国府宮はだか祭」がある。正式には「儺追神事」といい、伝統的な神事を中心とした祭りで、...
「墨会館」 丹下健三 ~人が集まる場~
0.はじめに 「世界のTANGE」と呼ばれた丹下健三は、国家的な建築家である。墨会館の建設は、1952年墨敏夫社長が、当時東京大学工学部建築学科の助教授であった丹下健三...
「みる×かんがえる×つたえる鑑賞会」―豊田市美術館 ―繋げる作品ガイドボランティア―
1 作品ガイドボランティア6期として 愛知県の豊田市美術館では、筆者が参加している作品ガイドボランティア(以下:作品ガイド) が活動している。2021年11月20日(土)「み...
名古屋っ子はみんな大好き!大須商店街の魅力のヒミツ
はじめに:大須商店街は名古屋市中心部に位置する中区のアーケード商店街であり、若宮大通、伏見通、大須通、南大津通の四つの大通りに囲まれた東西約700m、南北約600mの...
有松の町並みとともに歩んだ世界に誇る絞り技 有松絞り ~江戸情緒のさらなる飛躍~
はじめに 名古屋駅から電車で20分ほどのところにある有松は、重要伝統的建造物群保存地区(資料①)であるとともに伝統産業である有松絞りが有名で、日本遺産 [1] ...
愛知県田縣神社の豊年祭 ~生殖器崇拝のルーツとは~
はじめに 名古屋市からほど近い愛知県小牧市の田縣(たがた)神社にて「豊年祭」が毎年3月15日に行われる。これは、男性の性器をかたどった大小の男根像とともに宮司や神...
岡崎市が生んだ「味噌六太鼓」
1:はじめに 「味噌六太鼓」(図1)とは、岡崎市で製造される「八丁味噌」を仕込む木桶を用いて作られた大太鼓(桶胴太鼓)(図4-1)である。桶胴に用いられる古材は...
郷土の誇り名古屋城本丸御殿の障壁画~400年前の輝きを今に~
1.はじめに 「尾張名古屋は城でもつ」といわれる名古屋城は名古屋市役所や愛知県庁などが存在する官庁街にあり、名古屋のシンボルとして観光客や市民に親しまれている...
次代に繋ぎたい「名古屋のモザイク壁画がつくる景観」 ~日常空間に溶け込み、彩る 矢橋六郎作品~
■概況 私の生まれ育った街、名古屋は「モザイク壁画の街」と言っても過言ではない 地下街の通路、ビルの外壁やロビーなどに大理石やタイルを使った「モザイク画」が数...